ERCP関連CREアウトブレークに関するAPICの声明
カテゴリー:多剤耐性
2015/02/25
米国感染管理・疫学専門家協会会議(APIC)と、米国医療疫学学会(SHEA)は2月24日、内視鏡的逆行性胆道膵管造影(Endoscopic retrograde cholangiopancreatography, ERCP)に関連する、カルバペネム耐性腸内細菌(Carbapenem-resistant enterobacteriaceae、CRE)感染についての声明を発表しました。
最近Ronald Reagan UCLA メディカルセンターにおいて、179人の患者が
CREに汚染されたERCP処置を受け、2月24日現在7人の感染が確認、そのうち2名が死亡しているということです。
ERCPの機械は他の内視鏡と比べて複雑な構造をしており、殺菌がしにくいそうです。この処置を受ける予定の患者さんには、リスクとベネフィットを十分理解できるようにしてくださいということでした。